猫の額でつちいじり日誌

猫の額ほどの狭さと日照時間の短さというハードルと戦い続ける万年園芸初心者の日記です。

ゼラニウムの冬越し準備

写真を撮っておけば良かったのだけれど、今年の夏、我が家の花壇は朝顔が数の暴力で繁茂して見事な花数をつけた反面、花壇のほかの植物が下敷きになってしまうという状態であった。

 

10月、私が永らく放置していた庭仕事を再開した時、1番に手をつけたのははまだ開花し続ける朝顔を引っこ抜くことだった。その下にあったはずのトレニアペチュニアは跡形も無くなっていた。残っていたのは、朝顔に負けじと巨大化したニチニチソウとちょっと病んでるアメリカンブルー朝顔の蔓の重みで真横に倒されていたゼラニウムだった。

ゼラニウムは真横に倒されたせいで根っこが若干地表に出ていた。真横になった茎の一部は地面に接して、なんとそこからも発根していた。そして垂直に再び天に向かって葉や枝を伸ばしていた。

思えば、朝顔の下敷きになったお陰で、この連日40度を越した猛暑も、何度もきた台風もやり過ごすことができたのではなかろうか。

とにかく無理な力で変な体勢になっているゼラニウムを剪定し、切った枝は周囲の土に挿しておいた。5本挿して3本根づき、そのうち2本を鉢上げした。

 

元の株はコンパクトになったが1番勢いのある枝を残しておいたので肥料をあげたら花を咲かせてくれた。そして11月半ば、いよいよ遅かった初霜も来週には下りるのではないかというタイミングで、地植えしていた株を小さく切り詰めて鉢上げすることにした。切り詰められた枝は、さっきまで花を咲かせていた枝である。時期は遅いがダメ元で挿し枝してみることにした。そのかわり、室内で管理だ。

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台所でそっと刺されている最後の挿し枝達。10日経ったがいまだ元気そうだ。短くなった元の株も新芽を盛んに出している。無事、冬を越せますように。

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